セレス子会社のマーキュリーが11月末より仮想通貨「NEM(ネム)」、 12 月中旬より「Waves(ウェーブス)」の採掘(マイニング)を開始したと発表した。
マーキュリーで行うマイニングは、主要通貨であるBitcoin(ビットコイン)やEthereum(イーサリアム)のようなプルーフ・オブ・ワーク(POW)ではなく、プルーフ・オブ・ステイク(POS)方式とする。
POSは「保有による証明」とも言う合意形成アルゴリズムで、鋳造(フォージング)とも形容し、 POWに比べ消費電力が少なくて済む。
NEMにおけるマイニングは「ハーベスティング」とも呼び、 プルーフ・オブ・インポータンス(POI)という独自の方法を用いており、各ノード(接続点)における「重要度」の指標がハーベスティング成果に影響することが特徴。通常ノードの上位版とも言える「スーパーノード」を生かして行う。
Wavesにおけるマイニングは「リーシング」 とも呼び、特定のノードに Waves をリース(貸し出し)することで、対価として Waves を受け取れる仕組み。「フルノード」と呼ぶ形でのリーシングを行っている。
マーキュリーではイーサセキュリティと業務提携し、共同でマイニングシステムの構築、運用を行っている。