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仮想通貨取引所「Zaif」は、一時ゼロ円で仮想通貨の売買ができる状態だったことを受け、対処を行ったと発表した。

不具合が発生したのは2月16日17時40分~58分。19時34時分頃に完全復旧したとする。「簡単売買」機能でゼロ円でもビットコインなどを売買できる状態になり、BTC/JPYの板情報に異常な値を表示していたという。


原因は簡単売買の価格計算システムが異常を起こし、Webシステム側でゼロ円でも売買できてしまう不具合が重なったこととか。結果として利用者7人がゼロ円で仮想通貨を購入できた。一部の利用者がゼロ円で購入した仮想通貨を取引所で売り注文に出したため、取引板に異常な数値を表示していた。

システム不具合に対しては、不具合発生中から即時対応を開始し、修正を実施したとする。一部利用者のゼロ円での購入分については、システム異常によるものとし、残高データについても修正を行った。

今回の不具合の影響を受けた利用者7人のうち6人と対応を済ませており、20日時点で1人継続対応中。ほかの利用者への影響はないとする。2月16日のBTC現物の出来高ランキングについても、20日時点では正常な集計結果を表示しているという。

また2月21日より、成行注文を一時的に停止する。成行注文を入れようとした場合、注文機能を停止している旨のメッセージがあらわれる。

停止の理由は、注文処理のパフォーマンス改善を目的とした調査およびメンテナンスとのこと。再開時期は未定となっており、詳細が決まり次第、利用者に告知するという。また停止期間中、試験的に一部通貨ペアで再開する可能性もあるとしている。