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フィスコ仮想通貨取引所(FCCE)は、今後発生する見込みのBitcoin(ビットコイン)をはじめとする仮想通貨のハードフォーク(分岐)について、どのように対応するかの方針を発表した。

FCCEでは、仮想通貨の取り扱いに際し、資産の保全、市場環境、継続的運営、セキュリティなどの観点を考慮したうえで取り扱い可否の判断をする。ハードフォークにより分岐した新通貨について一定の条件にあてはまると、付与、入出金、取引そのほかの取り扱いを行わない。


ハードフォークで誕生する新通貨を取り扱わない条件は以下の通り。

・分岐後の不正行為(リプレイアタック)に対する対策が不十分である可能性がある 
・発掘者(マイナー)が十分に集まらずにブロックが継続的かつ安定的に生成されない可能性がある 
・何らかの欠陥や脆弱性があり、お客様資産の保全が確実になされない可能性がある

ただし、これらの懸念がすべて解消した場合には、あらためて取り扱いを検討する。

なお取り扱いの有無にかかわらず分岐時点で利用者の当該仮想通貨の残高のスナップショット(バックアップ)を保持する。

また新通貨を取り扱わないと判断した場合でも、保管以外の目的で新通貨を移動したり処分したり、ほかの仮想通貨に交換したりするようなことはない。 ただしリプレイアタック対策が不十分なことに起因する、FCCEが意図しない移動についてはこの限りではない。