幻冬舎のイメージ

出版の幻冬舎とクラウドファンディングのCAMPFIREは、新たな手法で書籍刊行の資金を調達する会社エクソダスを2018年1月に設立する。

深刻な出版不況のなか、書店、出版社、取次会社などが厳しい状況にあるが、幻冬舎などは打開策の1つとして「クラウドパブリッシング」を企画している。持ち込みのあった本の着想をもとにCAMPFIREがクラウドファンディングのノウハウを使い、幻冬舎が企画、編集、宣伝などを組み合わせる。


そしてクラウドファンディング以外にも、書籍出版の利益を支援者や制作に関わる人に還元する「利益還元型出版」や、仮想通貨におけるトークンを発行する「トークン発行型出版」などを検討している。

エクソダスは東京都渋谷区に本拠を置き、取締役会長に幻冬舎の見城徹氏、代表取締役社長に家入一真氏が就く。資本金額は未定だが出資比率は幻冬舎・CAMPFIREがそれぞれ50%。