NEMのイメージ画像

仮想通貨「NEM」は上昇傾向が続いている。3月8日には30円台だったものが14日時点では50円を超える水準になっている。

NEM(New Economy Movement)は2014年に登場。ビットコインなど先行する仮想通貨と同じくブロックチェーン技術を採用するが、より高度に分散化したかたちで広まるよう志向している。基盤はプログラミング言語Javaによって記述してあり、POI(重要度証明)、マルチシグ(複数署名)などを採用する。


新世代の銘柄として注目を浴び、仮想通貨市場全体が高騰するなかで2018年1月には1単位あたり200円を超える水準に達した。しかしその後は急落。

さらに日本の大手取引所の1つ「コインチェック」で利用者から預かっていたNEMの不正送金が見つかり、NEMの開発を主導するNEM.io財団も含め対応に追われる事態となった。

なお3月12日にはコインチェックがNEMの不正送金被害について利用者に日本円で補償を開始している。