コインチェックのイメージ

コインチェックは、利用者から預かった仮想通貨「NEM」が不正アクセスにより外部流出した問題で、一時停止していた仮想通貨の出金、売却を3月12日から順次再開すると発表した。 

再開は技術的な安全性などの確認が完了したものから順次行う。また入金、購入は対象外となる。


出金再開の対象となる仮想通貨はイーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコイン(BTC)。 

売却再開の対象となるのはETH、ETC、XRP、LTC、BCH。なおBTCはもともと売却できる状態。

利用者の資産保護のため、これまでの送金申請はすべて取り消しとするため、再度送金申請を行うよう呼びかけている。また出金の際は、指定するアドレスが自身により指定したものであり、意図しない送金先ではないことを今一度確認するよううながしてもいる。また出金に別途追加での本人確認を行う場合があるとしている。なお目視などでの確認も含め送金完了までに数日程度時間がかかる場合があるという。 

出金再開に伴い、仮想通貨ネットワークの混雑状況により送金手数料が変更となる場合がある。コインチェックのSNSやメールマガジン、手数料ページを確認してほしいとしている。これに加え出金再開に伴い別途追加での本人確認を行う場合がある。

アクセス増加により、一時的にサービス・電話などにつながりにくくなる可能性があるほか、取引量が急増した場合、急激な価格変動が生じた場合、まだ判明していない問題が確認された場合などに予告なく一時売買を停止する可能性がある。まだ判明していない問題で予告なく再開を見合わせることもあるとしている。

仮想通貨の入金、購入、新規登録に関しましては、経営管理態勢及び内部管理態勢が整い次第再開するとしている。